2018年いかなご漁が解禁されたので行ってきました【今年の値段は？】

いかなごをご存知ですか？主に関西で食べられる春の風物詩でだいたい2月の終わりから3月の始め頃に漁が解禁されます。今年の解禁日は2月26日でした。主にくぎ煮や釜揚げにされます。

ちなみに大阪湾・明石海峡・播磨灘では日曜日は禁漁のため漁が行われないので売っていません。

うちの母が毎年くぎ煮を作ってご近所の方や仕事場の方に差し上げるのが恒例行事となっているので、今年も昨日の土曜日に買いに行ってきました。

いかなごのくぎ煮は鮮度が命です。水揚げしたばかりのイカナゴは透明でこれを1時間以内にくぎ煮にすると色がきれいで透き通ったくぎ煮が出来ます。遅くても4、5時間以内には煮なければ煮ている間に身が崩れ美味しさも半減して、とても人に差し上げる様なものではなくなってしまいます(´・ω・`)

だがしかし！わん子は岡山在住。買いに行くのは播磨灘の港で片道2時間。なかなか厳しいです(笑)そして年々不漁が続いて入手するのも困難になっているうえ、お値段も上がっています。

津田宇水産直売所

 

津田宇水産直売所 〒671-1332 兵庫県たつの市御津町室津１３１６−１ 電話番号 079-324-0907

毎年こちらの直売所はイカナゴを買いに来るお客様の行列がすごいです！いかなご直売所ののぼりが目印です。ちなみに去年は買えませんでした・・・。

ここでイカナゴを買う場合の注意点があります。まず行ったらすぐに番号札を貰いましょう。

これを貰っておかないとイカナゴは永遠に買えません。早い人は朝6時にはこの番号札を貰いに来るそうです。

「まだ船も出てないのにな(笑)」

と、直売所のおじさんが豪快に笑いながら言ってました。

網を海に入れる時間も決まっていて、それより前に入れると怒られるそうです。なのでだいたい帰ってくる時間も決まっています。9時半頃船が帰ってきました。どこから出てきたのかぞろぞろと人が集まってきて声を掛け合って番号順に並んでいきます。皆さん慣れてます。

ちなみに番号札は母が49番、わん子50番です。その番号に到達するまでに約30分並びました。やっといかなごが見える位置まで来て嫌な予感が・・・・。もう1籠しかありません。みんな口々に自分の番まで足りるか心配の声をあげています。

案の定48番の人が3キロ買ったところで売り切れ！

いいヒキです。

次に船が帰ってくるのは11時だそうです。1時間待ちです。ここまで来たら待つしかありません。ちなみにいつもは1回で終わりだそうなので運がいい・・・のか？

そして待つこと1時間。帰ってきました！向こうからまっすぐ向かってくるあの船です！

今回母がトップバッターなので買い放題です。なんならこの籠全部買っても大丈夫です（買う量に上限の制限なし）。なにより水揚げしたばかりの新鮮ないかなごが手に入るのでさっき買うよりよかった（と思うしかない）！

無事3キロゲット(*´▽｀*)2200円/ｋｇです。・・・今年の相場より少し高め。（今年の相場は1900円/ｋｇです）

ちなみにこの直売所では牡蠣やその他の貝類、魚も売っています。

2階はお食事処のようなのでいつか機会があれば行きたいな。

道の駅あいおい白龍城

道の駅あいおい白龍城 住所　相生市那波南本町8-55 電話番号　0791-23-5995 営業時間10:00～18:00

帰りにペーロン城に寄りました。

いかなごを買いに来るといつも寄ります。なぜって？

ここでもイカナゴが買えるんです。行列が出来ています。行きにここに寄ろうとしたら満車で入れなかったんです。すごい行列が出来ていました。あれから2時間以上経過しているにも関わらずまだ行列があります。ここのお値段は2000/ｋｇでした。なぜか母1ｋｇ買い足してました。

実は去年は津田宇水産直売所と室津漁港に行って、どちらでも買えなかったときここに寄ったら買えたんです！

わん子牡蠣嫌いですが牡蠣も売ってましたよ。安いと思います。

去年はなかった牡蠣入りのお好み焼きのお店も出来てました。

直売所、お土産もの屋さん、レストランやスパを併設した道の駅です。

いかなごのくぎ煮

無事買うことが出来、家に帰ったら即煮なければいけません。鮮度が命なので！

ザルに上げたいかなごをさっと水で洗います。

その間に鍋に調味料を入れて煮立たせ千切りにした生姜を入れます。

調味料はその家独自の味付けなので分量は家によってまちまちですが、一般的には醤油：みりん：ザラメを1：1：1で入れるようです。

グラグラと煮立った調味液の中に洗ったいかなごをザバッと入れます。

これでそのまま弱火で煮て出来上がるのを待つだけです。絶対触ってはいけません。触ると崩れて団子になってしまい、綺麗にくぎ煮になりません。

最後に全体に水あめを絡めて完成です。ちなみに鍋の大きさに合わせて1キロずつ作っています。

売っているくぎ煮は硬いけど、出来たてのくぎ煮って柔らかいんです！これが白いごはんと最高に合う(*´▽｀*)これを食べるために毎年付き合っているようなものです。

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去年は不漁で例年より2週間早く漁を切り上げたらしいいかなご漁。お買い求めはお早めに(”◇”)ゞ