なぜか日本人は水に素麺を流して、タイミングよくすくって食べます。なぜなんでしょう。
子供の頃「食べ物で遊んではいけません!」と言われて育ったのに、これはいいのか?と思いつつも、素麺流しに連れて行ってもらえると嬉しかったことをよく覚えています。
大人になって思うことは、『食欲の落ちる暑い夏に、楽しく、少しでも多く食べられるように』という食事を用意する人のやさしい知恵だったのかなぁと思います。
流しそうめんの歴史
発祥というものは大抵の場合諸説あるもので、流しそうめんにも諸説ありました。有力なのは以下の3つのようです。
宮崎県高千穂町発祥
流しそうめんの歴史は意外に短く、発祥は昭和30年頃の九州(宮崎県)。
新聞社の記者が野良仕事の時に、湯がいたそうめんを竹に入れて高千穂峡の冷水にさらして食べていた光景をヒントに、地元企業が商業にしてやがてそれが全国に広まった説。
江戸時代の沖縄県
江戸時代の琉球(現在の沖縄県)で、崖上から懸垂した清冽な泉流を利用してそうめんを流し、それをすくって食べたという伝承があります。
また、このような風習で地域の人々が集まって交流し、夏の楽しさを共有する機会もありました。
家族や友人と一緒に座りながら、そうめんを流す台から受け取り、楽しいひとときを過ごす姿は、地域の絆を深めていく機会となったようです。
「そうめん流し」の伝統は、現代の沖縄でも継承されており、観光地やイベントで体験できます。
神社での行事
流しそうめんの起源は、神社での行事に由来するという説があります。
盆踊りなどで、参加者に涼しさを感じさせるために流し素麺が提供されたと言われています。
そんなそうめん流し機はもちろんご家庭用にも販売されています。ご紹介します。
価格重視で選ぶならこれ『回転式流しそうめん』
ただひたすらに健気にぐるぐると回り続けてくれる流しそうめん機。
一般的なのはこのタイプじゃないでしょうか?
小サイズ 1~2人用

お値段は1000円前後でとてもお手軽に素麺流しが楽しめます。
真ん中に薬味が置けてスイッチ一つでそうめんがクルクルと回り出します。
電池式なのでどこでも出来ます。
ちなみに1~2人用です。カップルやご夫婦でのご使用が主な用途ですね。
ちょっと自分が1人で流しそうめんをしているところを想像してみました。哀しすぎる・・・。流れている素麺を見ていると別の世界に吸い込まれそうです・・・。
大容量LLサイズ

お値段は5,000円前後とちょっとお高め?
こちらも電池式なのでお家の中だけでなく、ベランダやキャンプ、パーティーでも活躍すること間違いなし。
本格志向の方は本格的な竹使用のものを!
本物の青竹を使用した本格流しそうめんセット

青竹を使うので風情もあって気分も上がります。
もちろん電源不要なのでどこでもできます!
竹の節を取るなどの加工は施してありますので、届いたらすぐに使えます。
本物の竹は手入れが…という方にはこちら
全長はおよそ1メートルです。
コースの組み替えができるため、ジグザグ型・コの字型・L字型などその場に合ったスタイルで楽しめます!
少し風流な演出も欲しいスライダー型

透明の竹に見立てたスライダーを上から下に流れていき、下でもグルグル回ります。
お子様から大人まで楽しめます!
ただ滑ってくるだけじゃつまらない!

タカラトミーアーツの商品なだけあって遊び心満載です。スライダー全長3.6mのウォータースライダー型流しそうめん器。その最高高低差56m!
東京サマーランド監修!
他にもスライダー型流しそうめん器が色々あるよ!
と、まぁ、夢の広がるそうめん流しの世界。
日本人はなぜかそうめんを流して食べるのが好き!
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